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夢のみとりz

見取り図を書いたり、看取ったり……黙って見とれ?はいはい。。。

ジェジュン氏の詩世界に見る恨

さっき書いた「In Heaven」と「Nine」に関連して
ジェジュン氏が、ちょっと前にインタビューに答えてたのを何気なく覚えてました。

それはちょっと引っかかったところがあったから。
パク・ヨンハ氏に捧げられた「In Heaven」
インタビュアーは自殺についてどう思うかと聞いた様子。

彼は、「自殺は良くない。そんなことをもし考えている人がいたら自分のこの曲を聞いて元気になってもらいたい」、と確か語ったと思うんですね。

う〜ん、ちょっと違和感でした。このインタビューの答え。。この曲聞いて、元気になれるかなあ〜っていう感覚を自分が覚えたから。
むしろ、この曲聞いたら、日本人の私は余計死にたくなりましたけど?最近もいろんなことがあったし...自分。

「In Heaven」の歌詞。見る人が見たら、未練たらたらで、行きつもどりつ繰り返し、けっこう抽象的な部分もあり、最後にはもう一度愛してほしいと叫ぶ。これを見て、前向きな歌と思う日本人は少数じゃないでしょうか。むしろどっぷりと感傷に浸りたい場合にはいい。そんなふうに最初解釈したんですね。

それとね、「Nine」については、歌詞のなかで、解せない部分がありました。

"毎日遠くなかった昨日に叫べばいい"

昨日に向かって叫ぶってネガティブじゃないの?前を向いて生きるべきじゃ?て、これも後ろ向きかい。腑には落ちないものの、曲全体としてはふわっとしたいい感じなので、ここにこの1行ががなぜあるのかはスルーしてました。

それが今日、はたっと気がついた、というか。いえ、周りの韓国人との付き合いの中で、少し学んできたことなんですけど。皆さんもよく言いますよね。韓国人は孫子の代まで戦争の事を教えこむって。でもね、それほど激烈なものでもないんです。確かに終戦記念日は、独立記念日として祝ってます。そこに日本人がいても遠慮はしない。友達の韓国人に言われたんです。「個人的に恨んでるとかじゃないけれど、これは私たちにとって大事なことだから。」って。

要は、恨の基本的な部分として、「悲しみや苦しみのあるところに戻る」こと、そこからまた始めること、それと未来にもその恨を連れていこうとすること、それらは一続きであること」っていうのが有ったんだっけ。。。と。悲しみや未練を断ち切ろうとするときに、結局もとのその悲しみに立ち返る。そんなポジションの取り方。

考えてみたら見事に、この2曲にもそれが反映してたんじゃないのっていう推察です。だからジェジュン氏が、これ聞いて元気出して、と言ったわけか、っていう。ジェジュン氏にとっては永遠のスポットに、大切な友人を置いてるわけですからね。

まあ、でも悲しいかな、日本人なのでデフォルトで刷り込まれた情動というものが有って、この2曲を聞くとやる気を出すよりはやはりどっぷりと感傷的な気分になります。ま、それも有りじゃないの、とは思います。うん。日本人の場合はその後、水に流す、という精神作業をするわけですけれどもね。。。