夢のみとりz

見取り図を書いたり、看取ったり……黙って見とれ?はいはい。。。

赤い衝撃part I I


EXO-Mが中華チャートを席巻しているらしいです。
同時にEXO-Kもチャート入り。まずはランキングで仕掛けてますね。
当然ですよね。数字はよく見えるし。説得力がある。

そしてもう一つよく見えるもの。色。。。

赤。

東方神起の応援色である赤、パールレッドと、今回SM社側がEXOに用意した応援色が赤茶色、テラコッタ。
これが似ていると韓国のカシオペアが騒ぎ出しビギストへもメッセージが送られて来たようで。
この二色違う色だけれど、その違いがコンサート会場等ではかなり微妙であろうという違い。

このブログに遊びに来てくださる皆様の間でも話題です。
なぜ、「赤」がこれほどまでに重要か?
それは、「赤」が東方神起のアイデンティティーを象徴するからですよね。
言葉で何も語らなくても、彼らを表す色。
説得などしない。ただ圧倒する、赤。

体中をめぐる暖かな血の色。
昇る朝日の色。
赤ん坊が眠る子宮の内側の色。
燃える炎の色。

情熱、性、生命力の象徴として扱われる一方、攻撃性や戦闘をイメージさせるのも赤。
応援色の中でもとりわけ強く、特別な色としてファンダムに認識され、彼らを支えてきた色ですね。
赤は東方神起のアジアにおけるアイドルとしての現在の揺るがない栄光と王座の象徴であるといってもいい。

色の持つ心理効果は、その色味が近いほど似てきてしまう。
色彩心理学の初歩的な知識です。
この色を他のグループが使う。ということはすなわちその栄光の譲渡を意味してしまう。
EXOのSMに置けるたち位置を理解しているカシオペアから声が上がるのは無理も無いことだと思います。

だって、これは「東方神起のアイデンティティーの危機なのですから。

SMにマンセーを叫ぶ、SM至上主義者であればともかく、ファンはグループのファンであってSM社のファンではない筈ですよね。ならば別にSM社の思い通りになって居ることもないのではないか。

ここでもう一度「東方神起」という名前とアイデンティティについても考えてみたいと思います。

JYJが赤をイメージカラーとして使うのも、自分たちが今でも「東方神起」であるとの無言のアピールであると私は理解しています。彼らは「赤」を連れて飛び立ってしまった。彼らに東方神起という名前は商標としては使えないかもしれません。現在商標の登録は進んでいるようですし。しかし、赤という色を使用させない、その事は法律的に多分無理でしょう。色は名前よりももっとジェネラルな筈ですから。

皮肉な事に、JYJは赤を完全に自分たちのものにしてしまった。そして誰もそれを彼らから盗むことはできない。彼らの事務所は、ほぼ彼らのための事務所ですし。しかし二人の東方神起はSM社に居続ける限り、挿げ替え可能な下からの突き上げを常に意識せざるを得ない。SM社は「東方神起」でなくとも、いいわけです。同じかそれ以上の人気が得られるのであれば。でもファンは違うのでは無いですか?

また、商標ということを、単に名称の使用と考えている方も居られるかもしれませんが、あくまでも商標は販売物や商業行為に使用される名称やらトレードマークという意味でしょう。「東方神起」の名を持つ人物が自分自身のアイデンティティーとしてそれを個人的に呼称することは法律的に何の問題もないはずです。商業行為に使用されない限り、誰に糾弾されるいわれもない。基本的な権利だと思います。

何度も言うようですが、5人は永遠に東方神起です。本人たちが、もうやめた、と言わない限りは。
ですから、今回の色についての騒動は、私にとってはかなり姑息なアイデンティティ奪取の方式じゃないかとおもうのです。

赤を連れて、カシオペアをビギストを連れて、もし5人が飛び立って居たら。。。。
その時「名前」はどれだけの意味を持ったでしょうか?

ミロティックは二度と聞けなかったかもしれない。
確かに危ない綱渡りで、今の3人の苦渋も並大抵では無いのですが。
それでも?

たら、ればな話をするのは本意ではないので、ここで留めておきたいとは思います。

タイカシオペアの可愛くて切ない思いの詰まった動画です。

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