夢のみとりz

見取り図を書いたり、看取ったり……黙って見とれ?はいはい。。。

Stigma−綺麗なもの、汚いもの1

Colors of my days-じぇーたんばんざい

最近ツイに上がったジェジュン氏の後ろ姿。
ちゃんとTatooが見えています。消したとか噂になってましたが、ちゃんと現存してるようです。

タンクで隠れていてうまい具合に文字は見えていないのですが、皆様にはここに刻まれた文字がはっきりと脳裏に見えているんじゃないかな と思います。

その文字に対して、そして刺青(入墨)ということに対してファンのみなさまのブログを回ってみたりして今更ながらに思ったことを書いてみようと思いました。

本題に入る前に、今更ながらというのは、何故なのか軽く説明したいと思います。

最近、色々な事がガタガタ続けて起こっています。あっちでも。こっちでも。ファンカフェ同士の衝突、ファンとマネジメント会社の騒動。それに伴って色々な噂や、憶測、意見がファンの間で飛び交っているようです。多くの方が、東方神起騒動の当初を思い起こされているのではと思います。私はその頃にはまったくと言っていいほど(ワイドショーや週刊誌で知る以外は)東方神起事象については知りませんでしたが。

ですが、このような流れを見ていると、この東方神起が起こした「ファン騒動」の実態は最初からほとんど変わることなく、今も継続されているのではと思います。ファンの行動、言動に対して彼らはあまりに無力ですね。ファンに彼らの意志で何かを「させる」または「やめさせる」事が、どれほど困難であるか、現在の混乱を見ているだけでも明らかです。ファンの「愛」が無かったら存在できない立場の彼らを、ファンが雁字搦めにして、自分の見たい姿を押し付ける。アイドルという職業ですから、消費者の望むものを提供するのが、仕事ではあるのでしょうが。

このブログのはじめの方でも書いたんですが。「愛」は「差別」にほかならないのでは、と。そしてその愛はとても資本主義的であると。資本主義的、というのは、愛が対価的であるのに加え、所有意識と関わってくるからでもあります。

AよりもBが好き。Bは優れている。だから優れた位置に置きたい。簡単に言えば「自分の男が一番であって欲しい」。そうでないと自然界では自分を守れないし、自分の遺伝子をより良い形で保存できない。自分の男は強くて、美しくて頭脳も明晰であって欲しい訳ですよね、女は。

「愛」は「自己保存」のひとつのかたちでもあると思います。母親の愛もそうですね。Unconditional Love、そんなふうに美しく言いますが、実質的には、自己保存が根本にあります。自分の遺伝子を護りたい。

しかし、究極、彼等は「自分の男」じゃないわけです。
ファンの誰も、彼らを所有してない。

そんな事私如きに言われずとも、皆分かっていますよね。
ですが、彼らに向かうファンの態度には「所有意識」が必ずある。多かれ少なかれ。
「愛」は「所有するもの」に対しての執着でもあるからでしょう。

今回の騒動に、この「所有意識」が非常に高いということは、気づかれてらっしゃる方が多いのではと思います。ブログなどでも見かける事があります。でも、その激しい所有意識は果たしてどこからくるものなのか?
というのが私の今更ながら、の問いなのです。

そして、もうひとつ今更ながらに感じていること。
ジェジュン氏のこのTatoo。これを入れた時、彼は誰にも彼が「東方神起」であることを讓るつもりがなかった、その事を表しているのではないかと思います。だから彼自身にその事を刻む。そして更にそれは外側に向けたメッセージでもあったはずだと。

彼らが「東方神起」としてスタートした当初から、彼らをプロデュースした所属社によっても、ファンによっても、親によっても、彼等は常に「所有されてきた」と思います。むしろ彼ら自身のもので有ったこと等なかったのではないか。彼らには明確に彼ら自身が東方神起だという思いがあったにも関わらず、です。

ですから彼が自ら、入れたこの徴しは、「自分が自分を所有していること」のあきらかなメッセージでもあるのではないか。彼ら自身を自身の手に取り戻す、という抵抗の意思を私は読み取ります。

そして、タランテレグラMVの、透明ホースに巻かれるXiaの開いた背中。やはり、ジェジュン氏の背中のTatooがそこに見える気がする。。。のは、私だけでしょうか?