夢のみとりz

見取り図を書いたり、看取ったり……黙って見とれ?はいはい。。。

PSYオッパ続報♪ーK-POPの新しい王者

様子を伺っていたんですが、まだ皆様上げられていないようなので、続報をひとつ。

米国のNPR(National Public Radio)というラジオ局でPSYオッパ、インタビューされました。4日前と一昨日放送が有りましたよ。

元記事はこちらです。NPR記事のリンク

で、インタビュー抜粋と訳をどうぞ!
(仕事でやっているわけでは無いので誤訳や表現方法には責任を持ちかねますので、ご容赦くださいませね。いつも言ってますけどね。誤訳のない翻訳とか、ないわけで、ブツブツ、、独り言。)

In South Korea, K-POP gets New King
韓国、K-POPは新たな王を迎えた

On overnight success

"I am still [surprised] everyday. I just made my album. I did my best. And I uploaded the video just to YouTube. That was all. And within 60 days I am here [doing an] interview with you. [...] I have a lot of interviews, and you are asking some things I've got to answer quickly. So I have to translate all of my answers in my brain. Right now, I am so tired because I've had to wake up early from doing the Today Show. But you know, after all of this I am not going to go to sleep tonight. I'm gonna go get some drinks."

一夜にして成功したことについて

「未だに驚いている毎日です。アルバムを作りました。ベストを尽くしました。それで動画をYouTubeに上げた。それが全てです。60日後には、今ここでインタビューを受けている。。。僕はたくさんインタビューされました。そしてあなたの質問に大急ぎで答えなければならない。なので脳みそのなかでその答えを全て翻訳しなければ。現在、僕は非常に疲れてます。Today Show出演のために今朝は早起きしなければなりませんでしたから。だけど終わってみて、結局今夜は僕、眠らないでしょうね。飲みに行きますよ。」

On what 'Gangnam Style' is

"Gangnam is a territory in Seoul, Korea. I describe it as noble at the daytime and going crazy at the night time. I compare ladies to the territory. So — noble at the daytime, going crazy at the night time — and the lyric says I am the right guy for the lady who is like that."

カンナム(江南)スタイルとは何か

「カンナムは韓国、ソウル市の一区域です。僕はそこを昼間にはツンとすましてるけど、夜にはクレイジーと表現した。女性ってものをこの場所に例えたんです。そう、昼間はすました顔だけど、夜になればクレイジーをあらわにする−歌詞は、僕って男はそんなお嬢さんにぴったりの男だよと続きます。」

On the story behind the dancing kid in his music video

"You have that program called America's got talent, right? In Korea we have Korea's got talent, and the boy came from Korea's got talent. He is 5 years old, but you know what, he started [doing] all of the Michael Jackson moves when he was 3. I am going to bring the kid [to the U.S.] sometime. Next visit."

動画中で踊る少年についての裏話

「『America's got talent』って番組が米国には有りますよね。同様の番組が韓国にも有ります。あの子はその番組出身です。今5歳になりますが、彼は3歳からあの「マイケル・ジャクソンダンスを始めたんですよ。次にアメリカに来るときには彼を連れてきます。』

On the perils of fame via viral video

"A week ago I was saying, 'Hey. I'm going to promote myself.' Because [my] music video is much more popular than I am — I don't like the situation. But in [the last] week, especially since Ellen and [the] Today Show, when I am walking down the street some [people] recognize me, finally. So me and Scooter are thinking — should we prepare for the next single, or something? We are beginning to make that kind of conversation about my next step."

伝染る動画、による名声の危険について

一週間前、言ってたんです。『おい、俺は自分自身を宣伝するぞ』って。だって、自分のMVは自分より人気がありますからね。この状況はヤバイですよ。でも先週、特に(出演した番組の)EllenとToday Showが放送された後、僕が誰だか気づいてくれる人々も現れ始めたんです、ついに。それで、スクーターと僕は考えてる。次のシングルの用意をしたほうがいいか、どうしようかって。自分の次のステップについて、今彼と会話を始めてるところです。』*伝染る動画:直訳だとウィルス性の動画。人気が急激に拡大したことから使われた表現だと思います。


On recording in English and K-Pop in the US

"I gotta think about it. Because I can speak English, but still — if I have a chance I want my music lyric[s] to be Korean. Because Gangnam Style is working right now. The world's most famous and popular language is music. So if we have some sort of solution with these kinds of dance moves and this kind of music video so that I can use Korean if possible? It's really huge history for my country. So I'm thinking about that, too."

英語でのレコーディングと米国におけるK-POPについて

「それは考えて見なくてはいけないことです。僕は英語を話せる、でももしチャンスがあるなら僕の音楽の歌詞は韓国語で行きたいと。カンナムスタイルが、現在成功しているんですから。世界で一番有名で人気のある言語は音楽、です。もしこんな感じのダンスのスタイルやこういった動画といった、なんらかの解決方法を持っているならば韓国語を使えるのでは?もし可能であれば。なので、僕はそれも考えて居ます。」

On a possible collaboration with Justin Bieber, who shares the same manager

If [the] song fits us? And it's suitable for both of us? Why not?

同じマネージャーのジャスティン・ビーバーとのコラボの可能性は

「もし、僕たち二人ともに合う曲があるんだったら、もちろん!」

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ってことでですね。

ジャスティン・ビーバーのマネージャーとして有名なスクーター・ブラウンが彼のマネージャーをこれから務めるだけでなく、音盤、音源はアッシャーなども所属のアイランズ・レコーズと契約。これからの動きに注目、のPSYオッパです。スクーター・ブラウン、最近ではカーリー・レイ・ジェプセンのCall me maybeをチャートトップに押し上げるなど、才覚がすごいマネージャー。(このMVはもうすぐ取り上げる予定でしたけどね、、、面白いのw)

あえて、韓国語を使いたい、というオッパの意気込み、皆さんはどう思われますか?もちろん、米国市場、あるいは世界市場を相手にするのに言葉の壁は大きいと思います。ですが、『カンナム・スタイル』では、それが問題にならなかった。YouTubeの再生回数は1億8千万回を突破。これは、K-POPの歴史の中で最も高い再生回数です。明らかに、歴史を塗り替えたと思われます。

このNPRの記事上にも、コメント欄があります。中には「K-POPの新しい王者」という記事のタイトルに反応している人も居ます。BIGBANGや2NE1はなぜ取り上げられないんだ〜という不満を漏らす人も。。。K-POPファンなんでしょうね。

確かに音楽しかり、ダンス然り。オッパのOne of a kind 性は外せない。でも私は、ひとつの鍵として、オッパの見てくれが「良くなかった」ことがポイントじゃないかとも思ってます。確かにK-POP軍団がわ〜っと押し寄せていることくらいは、米国民にもわかります。MV見せれば、ダンスのうまさに感心もする。でもそこ止まりなんですよね。

なぜなら、彼ら、彼女らは「綺麗すぎる」。昔むかし日本の芸能界でも原田真二さんがその可愛い容貌のために「アイドル扱い」だった事、思い出してください。(だからと言ってアイドルも難しいんですけどね、WASPな米国市場、、、)

アメリカ人が男性の容姿を言うのに、「Ruggedly Handsome」というコンセプトが有るんですが、つまりぼろっちくハンサム?肉体労働を国の開拓史にもつ文化ならではと思いますが、そういう「リアルさ」を求める部分が有るんではないかと。韓国アイドルの綺麗さは確かに、日本のアイドルたちと比較しても「完璧」だし、セクシーさにおいては優ってもいますが、その容姿故に「作り物」と見られてしまう事があるんじゃないかと思います。

オッパは「リアルさ」で勝負ができたという事でしょう。つまり、米国人の目からみた韓国人、いや多分アジア人の平均的なイメージを持ってた、という事。そして、彼がクリエイターであることもまた重要なんではないかと思いますね。「やらされてる」だけの人物であったのでは、個人契約を米国側と結ぶまでにいたらなかったのでは無いでしょうか。

最後にちょっとだけ、話題のトピックに絡んでみます。(絡まずに居られないwww)

PSYオッパはYGエンターテインメントと契約していますね、韓国では。でも個人で米国側と契約した。YG側も彼の契約に問題はない様子。オッパとYGのヤン・ヒョンソク社長の関係は良好のようですし、社長は彼に「感謝している」とコメント。対等な関係のようです。そして、ヤン社長のプロデューサーとしての態度というのが、とっても面白い。

つまり、彼は歌手を「作る」のではない、のだそうです。作るのではなく、サポートするだけですと彼は言う。オッパにしろ、BIGBANGにしろ、彼ら自身が自らクリエイターとして存在している、という事。活動からもそれは明らかですね。アイドルが「良い姿」を見せるだけではない時代が到来している、ということ。そしてその「良い姿」にしても多様な価値観がそこに映し出されねば「リアル」とは言えないだろう事。

これからの韓国芸能界を考えるとこの考え方、アーティストとの関わり方がとても面白いと思いましたし、契約などに関しても大きな流れとして、これからは「フリーエージェント」的なコンセプトが拡がりを見せるのではないかな?と思いました。

そこへ持ってきて、飛び込んできたJYJとSM社の「調停決裂」情報。
YG社と、SM社、嫌でも比べて見てしまいます。一長一短はあるにせよ、両社の体質の違いが今後の芸能ビジネスモデルの差としても見えているような気がするのは、私だけでは無いはずですね?