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夢のみとりz

見取り図を書いたり、看取ったり……黙って見とれ?はいはい。。。

現象としての東方神起ーイタコのバイブルスタディ

「女子トイレに間違って入っちゃった」写真が、ジェジュン氏ツイに上がりましたね。

すぐさま、皆様の「解釈」が上がって来ました。

いろいろな事の有ったあとですから、それに絡めた解釈が出るのは当然かもしれません。
様々な「解釈」が並んでいます。

なんというか、そういった事の数々が私にとって「東方イタコ現象」に見えてきたのはブログを書き始めてすぐの事でした。

説明をするのに、ちょっと外れた話から始めますね。
こっちに住み始めて早ウン年。。。

米国は、いちおう政教分離を謳う国家ですが、その割には宗教と政治とはびっちりとくっついて居ます。言ってみればキリスト教国家だと言えるし、そのうちでもプロテスタントがメジャーな宗教。国家を回してる、人々の意識の屋台骨、といってもいいのかもしれません。来てみるまでは気がつかなかったんですが、そのプロテスタントの中でも、まあ細かく会派、宗派が分かれてます。それにカソリックやら、ギリシャ正教やら、「きりすとさん」関連の色々を加えると、半端ない数のグループがあるわけです。

「何が違うの?」

って、思いました、最初。そのうち、いろいろな人にいろいろな教会に連れて行かれたり、学校で宗教の時間が有ったりとかして、見えてきたのが「解釈の違い」でした。同じ「神」、同じ「キリスト」なんですけど、違うのは解釈。

牧師さん(カソリックは神父さん)が、説教する、そのお話も、会派の解釈を代弁するか、あるいは、彼ら自身の解釈。その解釈がいかに自分にぴったりするか、で通う教会を選ぶ。会派を代わるのも、比較的自由ですから、チャーチ・ショッピングなんて言葉も有ったりして。日本のお寺さんみたいに「檀家」みたいな縛りは無いですし、「友人」をそこで見つけるために行くんだ、とか、若い男女が交際相手を見つける場所でもあったりします。

その「解釈」ですが、それが争いのタネとも言えます。間違ってるとか、いないとか。実際、ヘブライ語で書かれた原典を英語にする時点でとりあえず英語文脈に翻訳された(ということは英語文化が入り込む)、そのまた解釈が読む人によって違うのも当たり前なら、また「牧師」という触媒自体が人々の心に化学変化を与える事も有ります。この牧師さんが好きだから、この教会にいく。

思うんですね、時々、一体これは、キリストさんが本当にそう言う意味でその言葉を言ったのか、それともこの牧師のおっちゃんが、「そう考えてる」だけなのか?って??其のあたりを、一般に教会に集まってる人々は結構スルーしちゃってる気がします。。一体原典はどの程度伝わってんのか?まあ、そのために、神学や宗教学では「聖書を批判的に読む」作業が行われるんでしょう。一般人が「批判的」であったら、宗教が成り立たなかったりしますし。「取り敢えず、深く考えず信じとけ」。これですね。

東方神起現象は、彼らの紡ぎ出す物語の「解釈」がネットを介して共有されることによって起こる現象なのだろうと今では思うようになりました。そしてそれが、バイブル解釈に非常によく似ていると。

ネットを見て回ると、同じ美しい「彼ら」の姿、画像、映像。しかし全く違った解釈。全く同じ人物なのに、そのイメージがブログの書き手によって180度違って感じられる。全く違う人物であるかのようだったりする。ものすごい違和感でした。

対立するファン同士が「カルト」だとお互いを指摘する事、教祖的なパワーブロガーが信者を従え、その「意見」がいつの間にか「真実」として共有されていく。アイドル崇拝や神格化は、娯楽、芸能産業がある程度発達している国には世界中どこでもよく見られる現象だと思うのですが、こと東方神起に関してはそのファンの「信者」セクトのあり方が、カルトっぽいことはどうしても否めないのでは無いでしょうか。

彼らの軌跡は説話のように刻まれ続け、発する言葉が、彼らが示す行動がすぐに「解釈」され、「翻訳」されて広まる。まるでイタコのように彼らを代弁するファンがいます。発言の意味を、涙の意味を。。。そして、拍手やペタ、コメントの多寡によってそれが託宣のように浸透し、彼らを表現する美しい言葉の数々は賛美歌と化す。(対立する勢力に対して呪詛を撒き散らす事もまた有りますね。)

自分の信じる神はどれか?
それはもしかすると、神を仰ぐ自分に「価値」をもたらすものなのではないかな?
そんな気がしています。

神は求められるから、存在する。

まさに「偶像=アイドル」を求めるファンの姿がそうですね。
ブログを書き始めた時にも書いた、マリック・ユセフの言葉が有ります。

「人が真実を求めるというのは幻想であって、人は幻想を求めるというのが真実だ」

私たちはより美しい幻想、より美しい物語を求めます。
ファンの渇きを満たすように降臨する彼ら。。。
その渇きは一体どこから来るものなのでしょうか?