夢のみとりz

見取り図を書いたり、看取ったり……黙って見とれ?はいはい。。。

愛する理由?―シムとシア

Twitterへの浮上回数が少し多くなったら途端に目に見えるものが多くなったんですね。なんか今、また流れとして昔日の件を蒸し返す、ということのようで。

再検証はいいですよ?*1

でもそれが魔女狩りだけの目的とか、印籠見せるとか、攻撃するためだけの話なら、結局人はタコツボに戻って蓋閉じちゃって見たくないものは見たくない、永遠に見ない、ハイ終了ということになるんではないかと思います。*2

 それで、敢えて、なんですが、、、、

シムさんの例のイスマンコールと、シアさんの慰安婦バッジ。この二つについて考えてみました。何が、そしてなぜそんなに「ダメ」なのか、自分には合点がいかないからです。

 

シムさんのイスマンコールについては「萎える。ここは日本なのに。」

シアさんバッジについては「反日行為。日本に来るな」

 

非常に簡単にまとめちゃえば、反日はダメということですか?

私からするとイスマン先生、やっぱりなんだかんだ才能のあるプロデューサーです。日本を最初のターゲットに据え、5トンを日韓ハイブリッド化した張本人。そのおかげで、日本のファンはトンに会えて、彼らの成長にまみえることができたわけですよね。シムさんのあの流ちょうな日本語だって彼がそうと決断しなかったらなかったわけです。

シアさんの慰安婦バッジは高校生のボランティア団体のものだとか。慰安婦問題は韓国の反日プロパガンダだとよく言われてますが、そればかりクローズアップされて、戦時のジェンダー・セクシュアリティの問題として韓国、日本また世界中のフェミニストが真剣に取り組んでいる問題だということが忘れ去られてないですかね?彼女たちは国家という枠組みを超えて、また超える努力をしながら運動しています。

イスマンコールも、慰安婦バッジも「反日」でいいのでしょうか?そもそもその表現方法はともかく「反日」という事そのものが倫理的に何か悪い事なのか?

 

何が言いたいのかというと、実は根底にある感情として多くのファンはイスマン先生よりも慰安婦のおばあさんよりも、アイドルに私(日本)を気にかけて欲しいのではないか?ということです。日本を私を承認して欲しい。何か愛国クラスタとめちゃめちゃかぶってますが、この部分は当のアイドルが韓国人だからこそ顕在化する部分ですよね。日本人アイドルが対象であれば内在化してても表に浮上するきっかけがない。普段愛国クラスタに自分が居るとは思わない人でも、気づけば韓国アイドルに対して相当のケアを迫っている。私もやはり自分のしている事は振り返らざるを得ない。

 

反日行動をしないこと、日本語でしゃべること、日本語で歌ってくれること。日本の芸能界のしきたり通りに動くこと。これらがファンから見た彼らの「愛」であり、「ケア」なんだと思います。だからこれらを韓国アイドルに要求する。日本で活動したいのなら、ジャパンマネーがほしければ。。。当然。と。

でも実はそういった構造自体、日本語も含めた日本の市場優位性に立脚していて、とてもヘゲモニー的であるということをファンは忘れてはいけないのじゃないかなと。。。

「好き」に理由を述べ立てる事はいらないと思っています。ってか、ちゃんとした理由がないと好きでいてはいけないのか?*3逆に理由を持ち出す場合は、そこにあてはまらない何かを嫌うため、排除するためではないか?ということです。愛と差別は一体ですし、お金は有限なので、差別すればするほど、選ばれた限定部分にexclusive に課金は可能になります。

そんなことを考えながら、シムさんの言動*4*5をもう一度かみしめると、やっぱり面白いなと思いましたよ。彼はファンを試しているのかな?ということです。

 

「それでもシムを愛していますか?」by最強エースw*6

 

 

*1:625を語るにもそれがねつ造とかは、言い方に気をつけませんと、5人時代上書き派と同様の「歴史修正」になっちゃうと思う。会合はあったこと。でも会合の目的や話された内容の真偽については解釈が分かれている事実が有ります。そしてバッシングのネタに内容が使われたことはネットで確認出来る事でしょう。でも、もともとこのような「血の闘争」はトンペンのファンダム有史以来有った事で、この時に突如として起きたわけではない。でもこれが度を越えたバッシングに繋がったことを考えたら、この会合はあるべきでは無かった。まあこの会合を抜き出して批判した側にもそれ相応のバイアスは有り、そのバイアスからまた手酷いバッシングが生まれた事も有りますけれどね。カシオペア内部の分裂ももちろんそのバイアス、つまり誰の個人ファンかによって起こっているので、結局今日の個人ペン化に繋がってますよね。何度もおんなじこと書くけど。。。

*2:自分もそう言う回避性傾向にあるもので、なおさらそう思います。

*3:しかし結局アイドルを求めるのには求めさせられているという事情は存在すると思います。「神」の存在を伝える「媒体」がアイドルでそれに対するニーズがある。このニーズがどこから産まれるのか?ということです。二村ヒトシさんであれば「心の穴」であると言うことでしょう。しかし、自らこの穴を掘らされているのが、我々ではないでしょうか?私はこれをInduced solitudeと呼んでいますが。。。

*4:欲しいものはお金、離婚は悪いことではないEtc.ありますよね。最近何を思ってるのかw

*5:一つ一つ解釈を試みるよりも、これらの発言が方向としてどちら向きのものなのか考えると面白いです。先日発表のあったイ・スマン先生のセレブリティマーケティングの話ですが、私としてはクレビュとそんなに変わらない話だと思いました。誰が「主体」を担うのか、とスケールが違っているだけで。いや、それこそジェジュンさん!セレブマーケティングは非常に上手です。Jholicの商品とかかっわいいもの!あと象さんワッペンの効果見ました???さらにいちごまで売れちゃうんだからねええ!

*6:最近うちの娘「登場人物がどんどん死ぬアニメ」にたいして、自分の愛(執着)を断ち切られるようで感情移入できないとボヤくぼやく。。。