夢のみとりz

見取り図を書いたり、看取ったり……黙って見とれ?はいはい。。。

Stigma−綺麗なもの、汚いもの2

全てのユチョン氏ファンと腐女子と女子に捧げます。

『Daughters』 by John Mayer

I know a girl
She puts the color inside of my world
But she's just like a maze
Where all of the walls all continually change
And I've done all I can
To stand on her steps with my heart in my hands

ある女の子を知ってる
彼女は僕の世界の内側に色をつけてくれる
けれど彼女は迷路のよう
そこでは全ての壁が絶え間なく変わる
そして僕は僕にできるありったけの事をした
僕の心を手にして彼女のドアの前に立つために


Now I'm starting to see
Maybe it's got nothing to do with me

それで今、僕はわかってきた
もしかしたら、それは僕には意味なかったと

Fathers, be good to your daughters
Daughters will love like you do

父親たちよ、娘に良くしてあげて
女の子はあなたと同じように愛するから

Girls become lovers who turn into mothers
So mothers, be good to your daughters too

女の子は恋人になり、母親になる
そう、だから母親たちも、娘たちに良くしてあげて

Oh, you see that skin?
It's the same she's been standing in
Since the day she saw him walking away
Now she's left
Cleaning up the mess he made

ああ、その肌が見える?
その色は父が去って行くのを見た、あの日から変わらない
いま、彼女は残されて
彼の残したがれきを片付ける

So fathers, be good to your daughters
Daughters will love like you do

だから父親たちよ、娘に良くしてあげて
女の子はあなたのように愛するから

Girls become lovers who turn into mothers
So mothers, be good to your daughters too

女の子は恋人になり、母親になる
だから母親たちも、娘たちに良くしてあげて

Boys, you can break
You'll find out how much they can take

男の子たちよ、お前たちは壊すことが出来る
そしてお前たちは女がどの位耐えられるのかを知る

Boys will be strong
And boys soldier on

男の子は強くなる
そして彼等は攻め続ける

But boys would be gone without the warmth from
A womans good, good heart

だけど男の子は女の優しさ、その暖かさが無ければ死んでしまうから

On behalf of every man
Looking out for every girl
You are the god and the weight of her world

彼女がほしくて、女の子を探している全ての男を代表して言うよ
貴方は彼女の世界の神であって 重りでもある

So fathers, be good to your daughters
Daughters will love like you do
Girls become lovers who turn into mothers
So mothers, be good to your daughters too [x3]

だから、父親たちよ、娘に良くしてあげて
娘たちはあなたがしたように愛するから
女の子は恋人になり、母親になる
だから母親たちも娘に良くしてあげて

動画はお借りしています。

最近リリースされたユチョン氏インタビュー。2本。

「サセンについては、未だ理解できていない。でも一般のファンについてはとても感謝している。」

「母親が寂しがるので、女の子を養子にしようと思った。だが、人前に出る仕事をしている今の立場では、沢山の愛を注いであげることができないと諦めた」

彼が女性という存在に対してどんな気持ちでいるのか、何を解ろうとしているのか、とても考えさせられました。

そしてそんな時に上記のJohn Mayerの歌詞に、彼の姿と同時に私達女性の「もがき」とでも言うべきものが重なりました。

このJohn Mayerの曲『Daughters』が引き起こした議論というものは日本では取りざたされてませんでしたよね?それは歌詞の翻訳の弱さにも有ったのではないかと思いますが、米国ではこの歌詞が、とてもミソジニー(簡単に言うと女性差別的)であるということで、議論が起こったのです。

でも、私は彼がそういう押しつけを行なったと解釈することは無かったです。彼は彼が向き合った現実のありのまま、つまり「僕と彼女の置かれた迷路がミソジニーだった」ことを歌ったに過ぎないと。

また、この歌を通して、自分と男性との関わり方、そして「腐女子的世界」に目覚めるようになる過程で「父」と「性」が大きく関わっていた事を私自身は認めざるを得ませんでした。

同時に考えました。娘に対する韓国の父親たちに見られる厳然とした性的な重圧や無理解とサセン女性たちの攻撃性、一部のファンの過激性や攻撃性、一般ファンにもある所有欲と執着。それらは無関係ではないのではないか?(もちろん企画も、ですけれど。)

そしてどう見ても男性的な価値観においては「負け組」なユチョン氏が女性にはなぜにそれほど人気なのか?ユチョン氏はFFなどの腐女子ワールドにおいて、もしかすると、ジェジュン氏を上回る「総受け」設定になっているのではないかと思うことがあります。(受けと攻めは男女関係を模したものですよね。そして受けなどというものは、一般男子からすれば、吐き気を催す、どうしても受け入れられない代物なんだと、腐女子は認識したほうがいいですけどね、とくに3次元の場合。お肉を食べる時、その動物が殺されたんだと言うことを認識するのとおんなじことですね。まあ、誰かを受けに設定することで保護される自分があるからこその腐女子、なのだと思いますが。)

彼ら5人が全員そういう部分を切り売りして私たちに夢を与えていたこと。前の記事でも書きましたが、アイドルである以上避けられないことかもしれません。でも彼らの責任でもない。ただし、「父」にすべての責任を持っていくだけで済むこととも思ってはいません。彼等は無自覚ではありますが。でも、ここが終着駅なのではなく、ここから私たちは出発しなければいけないのではないかと言うことを考えています。


聞いてみて下さいね。

そして「忘れないで」下さい。
女が「Stigma」であること。男性型社会においては異物としてのラベルを貼られている事を。